【宮島・G1周年記念】前付けもあってこそのボートレース

<記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々>
今節の予選で、西島義則が2~6号艇の時の1号艇が誰だったかというと、池田浩二、今井貴士、田中和也、石橋道友、枝尾賢で九州勢が半数以上。翌日の番組を見ながら、九州の選手同士で顔を見合わせて苦笑いするシーンを何度も見た。しかも得点率の妙で、自動的に番組が決まる準優も、6号艇の西島に対して今井が1号艇という組み合わせ。結果、4着に敗れた今井だが「進入うんぬんより、自分のSが情けなかった」と恨み節はなし。そんなコース争いも含めてのボートレースの魅力。それでも勝つこともあれば負けることもあることを、今井はしっかりと受け止めた。
▼5R 予選のインで西島に差されたのが痛かった枝尾が、最後に健闘して少しでも留飲を下げたい。1-6-全。
▼10R 準優の結果による自動番組で、西島の前付けを受ける1号艇がまたしても九州勢。その渡辺が意地を見せて、西島の差しも封印。1-4=23。