【からつボート(モーニング)一般】優しさだけではない同期の絆
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
4日目を終えて白星のない常盤海心はこの日も5着。「3日目くらいからトルクがなくなっている感じがする」と機力も低調ムードとあって調整にも頭を悩ませていた。そんな中、レース後に「ペラを叩き変えました」と話していると、同期の中野希一がやってきていきなりのペラ談義がスタート。時には強烈なダメ出しに近いほど一切遠慮のない会話が続いた。
厳しい言葉を投げかけていた中野だが「同期だからできるんだと思います」とポツリ。「たぶん、先輩とかだと気を使って、はっきりと本音は言いいませんよ。それで成長できなくなって同期が引退なんてことになったら嫌ですからね」。優しさだけでなく、時には厳しさを持って高め合うことも同期の絆なのだと再認識させられた。
▼2R 常盤は「ペラはまた初日の感じに戻しました。感触は良くなっている」と中野の助言で良化した様子。序盤の足は確かなもので連絡みは十分狙える。2着でも配当の妙はある。12―5―1234。
▼9R 中野は序盤から威張れる舟足をキープしている。ここは機力上向いた星栄爾が攻め手になりそうなのも好材料で、突き抜けまで。6―145―1245。