【福岡ボート（サマータイム）一般】ボートは低調〝艇〟シリーズではない

＜記者コラム・森大輔の勝ち組の法則＞

 

　エンジンはPGⅠレディースチャンピオンの直前とあって低調機シリーズですが、でもボートも良艇は全てお蔵入りかというとそうではありません。現ボートの上位ベスト15の表を見てください。

　全ての良艇が登場しているわけでありませんが、この中から約半数にあたる8基が出場。こうなると低調機シリーズで良機はほとんど出ていませんで、良艇の価値は大幅に上がります。しかも、ここに名前が挙がるメンバーで気配が低調な選手は見当たりません。むしろ軒並み好気配で、井上忠政、佐々木翔斗、山戸信二は今節の上位を形成しているほどです。

　中でも注目は101番と159番。この2基はエンジンの素性以上のパワーを引き出す超抜ボートで、井上と佐々木が機力上位なのは、この良艇の恩恵も背景にあるのは間違いありません。159番は前操者が新人の三嶌こころで大きく勝率も2連対率も下げてしまいましたが、元は101番と同等の勝率を持っていた代物。ともに選責の事故は一度もない最強のボートなので、今節の井上と佐々木には要注目です。