【福岡ボート(サマータイム)一般】北野輝季 今の勢いは一過性ではない
何とか記録を継続した。北野輝季(35)=愛知=はイン戦27連勝で迎えた2日目11Rの絶好枠できっちり押し切り勝ち。「何とかつなげられてよかった」とイン戦の連勝記録をまた1つ伸ばせたことにホッと胸をなで下ろした。
ただ、記録に関しては「本当にたまたま。どんな強い選手だって勝ち続けることないし、いつ負けても不思議はない。巡り合わせがいいだけですよ」とあまりこだわっていない。重要視しているのは勝率アップには絶対に必要なことだから。「高い勝率を取ろうと思ったら、インできっちり10ポイントを取れるかが一番大事ですからね」
実際に今期(5月~)は現在勝率8.00と自己最高ペース。自身未到達の7点勝率を超えて8点レーサーにまでなろうかという勢いだ。「8点勝率はさすがに厳しいと思うけど、ここまで来たら自己最高は目指したいですね」
以前と何かが変わったわけでも、何かを変えたわけでもないと言う。それは普段の取り組みが正しいと言うことの証明でもある。今節も「調整は全く合っていなくて回ってからは良くない」と、機力はイマイチながらも好成績を奪えているのは地力アップのなせる業だ。決して今の勢いは一過性ではない。A1常連からGⅠ常連へステップアップするためにも、きっちり結果を残し続ける。(森 大輔)