【福岡ボート(サマータイム)一般】好配の使者は原田才一郎か北野輝季
<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>
優勝戦をいろんなデータから探ってみましょう。まずは優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
メンバー中トップは19.8%の北野輝季で、下條雄太郎、井上忠政、原田才一郎が僅差で続く状況で大きく差はありません。決して悪い数字ではありませんが、井上は優勝戦1号艇としてやや不安の残る数字。波乱の要素はあるとみていいでしょう。
そこで、今度はイン以外での優勝の割合を示したイン1以外のV率を見てみましょう。これは優勝戦で波乱を起こした確率ということです。井上がトップの数字ですが、今回は1号艇なので関係ありません。原田と北野が30%オーバーで、ともに優勝戦の想定コースでのV歴があるのは見逃せません。
井上とダービーのボーダーを争っているのは原田の師匠である池永太。となれば援護射撃をするためにも井上をまくり策で沈めて優勝したいはず。となれば北野が差し抜ける可能性も十分で、やはりこの両者のいずれかが、今回の好配の使者になりそうです。