【からつボート(モーニング)一般】柴田百恵 的確な調整で反撃モード
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
前半3Rは6着大敗だった柴田百恵が、後半9Rは2着。着実な巻き返しを見せた。今節手にするエンジンは前節、藤原仙二が初のからつで準優進出まで果たしたもの。それでも前半は「全然乗れなかった」。ここで不調を敏感に察知すると、「前の人からペラは叩き変えました」と早々に見切りをつけ、普段の調整に着手した。
後半では首位争いまで演じたように「前半より良くなって、特に乗り心地は自分の感じになっている」と早くも正解が出た様子。「前半も(展示航走での各種の)タイムが出ていたし足自体は悪くない。このまま乗りやすくなるように調整していきたい」。手応えの出てきた舟足でここからポイントアップを狙う。
▼11R 香川颯太が3コースから握ると右隣の柴田にも勝機は十分。展開を突ける足なので突き抜けまである。4=3―1256。
▼12R 産休明けの藤崎小百合はブランクを感じさせないほど機力の良さがある。出足は軽快でまくり差せばアタマまで届く。4―12―1235。