ボートレース

【芦屋ボート・GⅠ周年記念】岡崎恭裕 来年のために鬼になる

初日は上々の滑り出しとなった岡崎恭裕

 初戦を上々の結果で終えた。岡崎恭裕(37)=福岡=は初戦の5Rで2コースから2着を奪取。道中はエース格の13号機に乗る砂長知輝とのデッドヒートになったが、絶妙なライン取りで退けるファインプレー。地の利を最大限に生かしていきなり高ポイントを獲得した。

 機力も前検段階から悪くない。競った砂長には「1周BSでだいぶ分が悪かった」というが、相手はエース格の強力機。「2周HSでは変わらなかったし、やられはしない」。エース級と遜色ないレベルにあり、「まだ伸びしろはある」のであれば今節の見通しは明るい。

 岡崎のライフワークと言えば、ホームの福岡ボートで開催されるSGを勝つこと。今年は福岡でのSG開催がないこともあって、ややモチベーションを失っていたが、来年は福岡でのチャレンジカップ開催が決定したことで闘志に再び火が付いた。「いい目標ができました。しかもチャレンジカップなら出場できるのは34人なんで、52人のSGよりも勝つチャンスは大きいですからね」

 となれば大事なのは来年のSGの出場権取り。今年のここまではいいところがなかっただけに、下半期は勝負に出なければならない。「来年に向けて、ここから頑張りましょうかね」。来年の話をすれば鬼が笑うと言われるが、来年のためにも鬼になるつもりだ。(森 大輔)
 

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