【からつボート(モーニング)一般】寺田千恵 人事を尽くして天命を待つ
本人も思わぬ機力アップでファイナル進出を決めた。寺田千恵は準優11R、4コースからコンマ11のトップSを決めると、1Mはまくり差して2番手に浮上。道中は同じ岡山支部の森岡まきとの接戦になりながらも、持ち前の的確なさばきで最後まで優出切符を渡さなかった。
予選道中も1着は初日の1本のみ。成績が示すように、今節は舟足も平凡の域を超えられず、しのぎながらの戦いの連続。準優直前も整備にペラにと、あの手この手で調整を重ねた。それが功を奏したのか、「全然良くなった感じはしなかったけど、Sをして意外と伸びた。いいのかな」とここにきて上昇の兆しが見えてきた。
苦しみ抜いて切り開いた優勝戦は5号艇。V戦メンバー中最多の優勝回数を誇るベテランは「1周2Mで舟が浮いたし、もうちょっと安心感が出るようにしたい」。最高の結果をつかむため最後まで人事を尽くす。