【児島ボート・ルーキーS】末永和也が今年2度目のV/エンジン仕上げ、インから逃げ切り
児島ボートのルーキーシリーズ第11戦は4日、最終日の12Rで優勝戦を争い、末永和也(25)=佐賀・124期・A1=が、コンマ10のトップタイのSを決めると、1Mを先に回って堂々と押し切り、今年2回目、通算では10回目の優勝を決めた。ルーキーシリーズでは昨年9月の福岡、同12月の芦屋に続いて3度目のV。2着に5号艇の松本純平、3着には6号艇の眞鳥章太が入った。
■ヒーロー
「(4月の津以来となる)久々の優勝はうれしい」と、末永が笑顔を浮かべた。最後までV候補最有力の力をまざまざと見せつけた。
レースはピット離れで3号艇の安河内健が遅れ、進入は12/4536という隊形。それでも動じることはなく、コンマ10のSを決め、あっさり逃げ切った。「Sは碧生(藤原)がぶち込んでくるのは分かっていたので、様子を見ながら行った」と冷静そのもの。相棒の54号機はここまで目立った実績はなかったが、きっちりと仕上げ、「数字のないエンジンだが、徐々に仕上げて最低限の足はあった」と整備力の高さもアピールした。
今年はこれが2回目の優勝で「去年の方が良かった」と苦笑いも、「夏は得意なのでここから巻き返す」と自信を見せる。9月には、津周年とヤングダービー(桐生)が控える。「今年はSGの出場機会がなさそうなので、ヤングダービーを獲って来年のSGにいっぱい出たい」と次なる戦いへ突き進んでいく。