【福岡ボート・PGⅠレディースC】渡邉優美 悲願へ足取り順調
<ボート王国 九州・山口!>
攻めの姿勢を貫き続ける。渡邉優美が2日目連勝と気を吐く走りを披露。得点率も首位で予選を折り返した。前半はSを踏み込み、角度のいいまくり差しから1Mでは事故艇も回避するなど、冷静さもさえ渡った。機力も「問題ない」と戦う準備は、ばっちりと整えている。後半では、逃げが1本しか決まっていなかった中で堂々の押し切り。機力だけでなく気力も充実の一途。地元で念願のGⅠタイトル獲得へ階段を着々と上り詰めている。
魚谷香織は今節、近況好感触だったチルト0.5度で調整を進めていたが、ここまで序盤の2着以降は成績も下降。そんな中で「チルトは0で良さそう」と機力アップへ一筋の光も見えてきた。調整の方向性を見定めて、自身の風向きも変えてみせる。
一日早い勝負駆けとなったのが小野生奈。第31回大会の女王は、ここまで舟券絡みは一度のみ。絶好枠でも黒星を喫するなど、まさかの低空飛行。3日目は大敗が許されない状況にまで追い込まれた。今節は新ペラスタートとなり、調整面でも苦難の連続。それでも「あまり(整備)されていなかったみたいなので、本体を見てみます」。再び女王の称号を得るために、機力アップも予選突破も、諦めることなく作業の手を緩めない。
上々の滑り出しだった津田裕絵はこの日5着、滝川真由子も6、4着と大きく足踏み。3日目はともに好枠デー。きっちりと勝って予選最終日への弾みにする。