【福岡ボート・PGⅠレディースC】後半戦は「ボートの数字」もより重要に
<本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」>
水面が良かった初日に対して2日目は北風が吹き、1Mは少しうねりが出ていたようです。ここ福岡で一番悪い風向きは北東の風。これが吹くと1Mでうねりが出ます。
その2日目ですが、逃げが決まったのはわずか2本。インにとっては受難の一日となりました。うねりこそ多少ありましたが、荒れ水面と言えるほどではありませんでした。では、その原因は何か。私の選手時代の経験から話をしますと、福岡のうねりは風が一つの要因となりますが、近くを航行する船舶からも大きく影響を受けます。選手がそれを試運転中に確認すると、本番でもうねりが出るのではと意識するあまり、慎重にターンしてしまうことがあります。
予選も折り返し地点を過ぎて後半戦に入ります。ここからはボートのいい選手が狙い目です。当地を攻略する上で欠かせない「乗り心地」はボートの良しあしも大きく関わっています。今節も3日目を迎え、だいぶ水を吸ってその差も出てくる頃です。ボートの「数字」にも注意して見てもらいたいです。
さて3日目12Rですが、2日目の足が良く見えたインの遠藤エミさんを本命に推します。細川裕子さんと小野生奈さんのスロー勢を相手にした1―2=3、1―2―5、1―3―5が本線。パワーのある土屋千明さんの2着づけ、1―6―全が狙い目です。(本紙評論家)