【福岡ボート・PGⅠレディースC】夏場は底力のあるエンジンが有利
<本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」>
予選もいよいよ最終日の4日目を迎えます。3日目の12Rは、まさかインの遠藤エミさんが負けるとは思いませんでした。ただ、前半で1着が取れて、ここを勝てば首位通過も現実味を帯びてきたはずです。大事に回ろうと慎重になり過ぎた結果なのかもしれません。でも、変わらず舟足は良く映ります。好成績のボートもここまで水をもらっていません。機力はいいままと見ていいでしょう。
今節の機力相場を挙げるとその遠藤さんをはじめ、細川裕子さん、浜田亜理沙さん、堀之内紀代子さん、平川香織さんがいいと思いますが、その中でも一番いい動きをしているのはやはりエンジンの底力のある土屋千明さんです。エンジンパワーの落ちる夏場は素性の差がはっきりと現れます。底力のあるエンジンは波にも負けず、レースを優位に運べるのは間違いないでしょう。上記に挙げた選手は勝負駆けも含めて今後も要注目です。
予選ラストの12Rですが、ここはインの平山智加さんを軸に推します。ただ、浜田さんのS力も高くカドまくりの展開も十分互角とみて、1=4―523が本線。Fを持っていない實森美祐さんがSを踏み込んだ場合の差し抜けの2=1―全が狙い目です。