【福岡ボート・PGⅠレディースC】渡邉優美 V実績ありの2号艇は「印象抜群」
<ボート王国九州・山口!>
予選突破は2人だけにとどまった九州勢だが、そこから最終決戦にもきっちりと1人を送り込んだ。準優10R1号艇で1着通過の渡邉優美が、福岡支部だけでなく全九州を代表して優勝戦へと臨む。
機力アップを果たせたことが準優クリアにつながった。この日はリング交換とペラ調整を施し、「回った感じはめちゃくちゃ良かった。今が一番いい状態。4日目の足のままなら差されていたと思う」と機力は相当に充実。「優出はノルマだったので良かったです」。いわば、ここがやっとスタートライン。“本番”を目前に控えて、意欲はみなぎるばかりだ。
思えば苦しい序盤だった。験かつぎをして臨んだ前検のエンジン抽選はハズレ。「いいのを引けなかった」。それでも諦めずに仕事を繰り返し、階段を一歩ずつ上ってきた。「ここまでくるとは思わなかった。見えない流れはきているのかな」。ひたむきな取り組みを、勝利の女神も評価してくれているようだ。
「この水面への思いは自分が一番強いので、それが発揮できるよう、流れを整えていきたい」。優勝戦の2号艇についても「めちゃくちゃ印象はいい」。2021年9月、男子を相手に優勝したびわこ西スポ杯は2号艇でのものだった。
今年は2月にGⅡ初制覇で一歩前進。そしてこの地元の晴れ舞台でGⅠ初制覇を手にし、さらに前進を果たしてみせる。