【からつボート(モーニング)一般】福岡支部になるはずだった田中宏典 〝地元〟で初準優目指す
<記者コラム・造田大の大勝負>
田中宏典は福岡県出身ながら、佐賀支部に所属している。峰竜太に弟子入りした定松勇樹らと同じパターンかと思いきや、「気付いたら佐賀支部になっちゃいました(笑)。当時は競走会の手続きのこととかよく分かっていなくて…」と思いもよらない理由で隣県所属となった。
ただ、今となっては佐賀支部で良かったと感じている。「楽しいですし、上手な選手が多い。難しいかもしれないけど、自分も続けられるようになりたい」と偉大な先輩らの背中を追いかけている。
今節は3日目まで未勝利ながら大敗なく、堅実に走りを披露する。「直線の足がいいですよ。デビューしてから一番かもしれない」と舟足に太鼓判を押す。「自分は分からないけど、誰が乗っても準優に行けるんじゃないですか」というのも、田中は現在まで準優戦に進んだことがない。ただ、今場所は舟足からして準優入りの大チャンス。勝負駆けの4日目はイン戦含む2回走り。着実にポイント加算して、〝地元〟でうれしい初の予選突破を果たす。▼4Rは田中が5コースからまくり差して、山田康二とのワンツーに期待。2=5―134。
▼8R ダッシュの末永和也と古賀繁輝に人気が集中しそう。田中のイン逃げでも妙味は十分。1―46―246。