【からつボート(モーニング)一般】宮地元輝 代名詞のまくり差しさく裂で波乱演出

予選7位の宮地元輝が準優1着で優出した。5日目12R、3コースから代名詞のまくり差しを決めて、予選トップの山田康二を撃破。3連単2万3230円の波乱を演出した。
ボートレース界で一番、赤色が似合う男が魅せてくれた。トップタイのコンマ08の好Sを放つと、イン山田康二と2コースの森永淳の間を鮮やかに割ってみせた。「最初からまくり差しとは決めていなかった。様子を見てからまくり差しにいった」。表情を崩さずに淡々と振り返ったが、森永ら周囲の選手から「何やあれ」「すごいです」と称賛の声が上がると、少し照れくさそうに笑っていた。
優勝戦では再び赤いカポックを身にまとう。「上向いたと言えば上向いたのかな。でも、足は知れていますよ」。優勝戦の中に入るとパワーは劣勢。だが、節一の山田を破ったように、機力を補う旋回力がある。インに構える峰竜太も「3番(宮地)は怖い」と警戒を強めた。
今節初日のドリーム戦、イン峰を2コースから倒したのが宮地だ。最後の一番で再現を狙い、お盆戦連覇を果たす。