ボートレース

【住之江ボート(ナイター)一般】松井繁が波乱の優勝戦を制して通算143回目のV

 住之江ボートの「大阪ダービー 第41回摂河泉競走」は最終日の18日、12Rで優勝戦が行われ、3号艇の松井繁がまくり差して勝利。これでオール大阪は26回目、通算では143回目となるVを飾った。2着は1号艇の山崎郡、3着は6号艇の湯川浩司が入り、3連単は4300円。4号艇の上條暢嵩はコンマ01の勇み足に泣く、波乱の結末となった。

「大阪ダービー第41回摂河泉競走」を制し今年初Vを決めた松井繁

■ヒーロー

 松井繁が最後も王者らしく堂々と決めた。10R発売中のS練習では3カドの動きを見せていたが、「初めから考えていた」と迎えたレースでも展示、本番ともに3カド進入。伸びる上條暢嵩を意識して自身も「伸び型にして狙い通り」と綿密に対策も施した。「勝つつもりで行っている」とコンマ01の究極のSとなったが、「上條は(足が)落ちていたんとちゃうかな」と勇み足に泣いたライバルを分析するほど冷静そのもの。「白井英治をイメージした」という1Mは鋭いまくり差しを決めて、Vゴールを駆け抜けた。

 意外にもこれが今年初V。当地グランプリへ賞金の上積みにもなったが、「まだまだ。SGの優勝戦に乗ってからでないと」と視線はあくまで高みしか見ていない。「最近、孫ができたのでね。このおっさんやるなというところを見せないと」。次節のまるがめSGメモリアルへさらに気合を入れ直す。「75歳までやります」と公言するボート界の絶対王者が年末決戦へさらにギアを上げてきた。(古賀正史)

 

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