ボートレース

【平和島ボート・GⅠ周年記念】羽野直也 GⅠ通算4度目V

GⅠ4Vを飾り、記念メダルを授与された羽野直也=東京中日スポーツ提供
GⅠ4Vを飾り、記念メダルを授与された羽野直也=東京中日スポーツ提供

 平和島ボートのGⅠ開設68周年記念「トーキョー・ベイ・カップ」は16日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の羽野直也(27)=福岡=がインからコンマ12のSで逃げを決め、3月・若松69周年以来となるG1通算4回目の優勝。賞金1000万円を獲得して、同ランクはレース前の20位から12位に浮上した。2着は原田幸哉、3着には佐藤翼が入った。

■ヒーロー

 まさにワンマンショーだった。予選を堂々の1位通過。準優、優勝戦ともに1号艇の王道を歩んだ羽野がぶっちぎりのイン圧倒劇。「1Mを先に回ってしまえば、舟が返ってきて前に進んでくれる。その辺の手応えは抜群だった」。6日間を戦い抜いたベストパートナー45号機ををねぎらった。

 通算4回目のGⅠ制覇は、30歳以下のヤング世代ではぶっちぎりのV回数。紛れもなく次世代のボート界を背負うスーパースター候補だ。優勝賞金1000万円を手にして、獲得賞金ランクは一躍、12位にジャンプアップ。誰もが目指すグランプリ出場が視野に入り「大村は同じ九州地区で準地元。出たい」と思いをはせる。

 次走は、ボート界ナンバーワンを決めるダービーが待っている。「気持ちをリセットして挑む。SGではあまり活躍できていないので頑張る」。世代交代への挑戦はまだまだ続く。

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