【からつ(モーニング)一般】奈須啓太 逆境をはねのける<記者コラム・古賀正史の正史かける>
<記者コラム・古賀正史の正史かける>
かろうじて準優入りを決めたのは奈須啓太。レース後にまず口にしたのが「(準優に)乗れますか?」のひと言だった。ドリーム組の〝ノルマ〟を果たしたと分かるとホッとした表情。3着以上が条件だった予選最終走は、道中4番手から逆転での3着。さらに初日減点のペナルティーをはねのけてのものなら、頰が緩むのはなおのことだ。「今節は本当に乗り心地がいい」と近況得られなかった手応えも好走を大きく後押している。準優戦は大外枠で迎えるが「6号艇は遠いですね…。コースは考えます」とコース取りにも含みを持たせる。予選の逆境も覆した実力者が、不利枠も克服してみせる。
▼11R 奈須はコースを取れなかったとしても、持ち前のスピードターンを発揮できる足色。艇団を割って優出圏内まで。6=12―123。