【まるがめボート（ナイター）SGメモリアル】峰竜太が破竹3連勝、山口支部勢の奮起期待

　さすがスーパースターだ。低調機を引きながら大整備を敢行して初日ドリーム戦を制した峰竜太。この勢いは2日目も止まらない。試練の6枠戦となった前半は4コースカドの齊藤仁が攻める展開となり、イン篠崎仁志がこれに抵抗気味にターンすると、峰は鋭いまくり差し。2Mで他艇を振り切って、日またぎ連勝を果たした。「考えたら間に合わないので考えずに行きました。ご機嫌です」と自身の会心のターンに笑みがこぼれる。「初日に整備をして良くなっていたけど、キャブだけが気になったので戻しました。初日よりもパワーアップしました」と機力も右肩上がり。「今節はついています。流れがいいのでこれに身を任せていきます。これで優勝を意識できるようになりました」。後半11Rも差しで勝利し、リズムは最高潮。このままメモリアル初制覇へ突っ走る。

　篠崎元志は前半のイン戦をものにして白星を獲得。瓜生正義もこの日のイン戦1回走りを勝利して今節2勝目を挙げ、前田将太は6枠から3着と着実にポイント上積みに成功している。

　一方、ここまで未勝利と苦戦が続いている山口支部勢だが、今年6月に引退した新良一規さんへの思いは一つだ。新良さんは1996年の第42回メモリアルの覇者。開会式では山口支部4人が新良さんへ思い思いの言葉を述べた。大峯豊によれば、事前の打ち合わせはなく4人が自然と口にしたのだとか。「それだけ新良さんが誰にも慕われていて、素晴らしい人だったということじゃないですかね」。大先輩への思いを胸に、3日目こそ白星をもぎ取る。