【大村(ナイター)G2誕生祭】下條雄太郎が悲願Vへ策を練る

「特別戦初Vが地元だったらうれしい」。下條雄太郎(37)=長崎=が、その悲願へあと1勝に迫った。準優は4日目に続いての1枠。4日目はイン逃げに失敗したが、この日は危なげなく先マイ先行で、同じ轍(てつ)は踏まなかった。「4日目の失敗を生かせたと思う。4日目は調整が大きくずれていたから、一度リセットしてやり直して、出足はいい」。4日目に敗れるまでイン21連勝だったイン巧者がその足を手に入れたなら、他の5艇はどうしようもなかった。
順当に優出を果たしてホッと一息。ただ「これがゴールじゃない」と、いい緊張感を保ったままでいる。「もっと伸びをつけて、内に少しでもプレッシャーを与えないと勝ち目はない。ペラとチルトを調整する」。策を練りに練り、悲願達成の確率をさらに高める。