【びわこボート・GⅠ周年記念】篠崎元志 思い出の地で積年の課題に終止符を打つ
篠崎元志が冷静に優出一番乗りを決めた。準優1号艇のトップバッターで迎えた10Rでは、6号艇で地元の吉川喜継がコース取りに動いて、進入も展示と本番で並びが変わるハプニングもあったが、「吉川さんは(Sが)早いなと思って見ていた。放ったんじゃないんですかね」とスリット付近では落ち着き払ってコンマ11の好S。丸野一樹の差しも封じて、2大会連続の優出切符をつかみ取った。
SG2冠、GⅠは7Vの実績を誇る実力者だが、「もう何年も優勝していないですしね」。2016年住之江の高松宮記念を最後に特別戦の優勝からは遠ざかっている。そんな優勝への思いも「いつも『今年は、今年は』と言っているんですけどね」。びわこ周年は自身に初のGⅠタイトルをもたらした大会。「そういった縁もあるのでイメージがいいですね」。思い出の地でVをつかみ、積年の課題に終止符を打つ。