ボートレース

【大村ボート(ナイター)GⅡ誕生祭】宮地元輝がG2初制覇 今後も好レースを約束

トロフィーを持ちガッツポーズを見せる宮地元輝

 大村ボートのG2「第27回モーターボート誕生祭」は最終日の17日、12Rで優勝戦を争い、2号艇の宮地元輝(36)=佐賀=が2コースから差し切って優勝。今年2度目、G2は初めて、通算では29回目の優勝。大村は昨年末のグランプリシリーズに続いての優勝となった。2着は3号艇の下條雄太郎。大本命を背負った1号艇の椎名豊は、2Mで懸命に差し返しを狙ったが後続ともつれて後退し、3着に終わった。3連単は万舟券で決着した。6日間の売上額は59億円余り(目標額63億円)だった。

■ヒーロー■

 渾身(こんしん)の差しを決めて、宮地が再び大村で魅せた。昨年末の当地SGグランプリシリーズで3コースからまくり差してV、晴れてSGウイナーの称号を手に入れた男が、今度はG2初優出、初優勝を飾った。表彰式では「伝統がある誕生祭だし、大村で勝てて良かった」と感激に浸った。
 1号艇の椎名が1Mで先マイしたところを差し込み、そのまま一気に後続艇を突き放した。「絵に描いたような形になった。1号艇じゃなかったし、予期せぬ優勝でしたね」と話すが、V戦前は「今日の感触が一番いい。ロスがなくなって出足も伸びも全体的にいい状態だった」と機力の裏付けも十分にあった。
 これで来年に戸田で行われるSGクラシックの出場権を獲得。「クラシックの権利が取れたし、今回の優勝は大きいVだと思う」と納得のいく表情を見せた。「自分は今日のようなターンが長所なので、今後もそれを生かせるレースをしたい」。満面の笑みで、さらなる飛躍を誓った。(橋口文子)

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