【からつボート(モーニング)一般】井本昌也 仲間とともにV戦へ
悲願の初Vをつかみ取る。井本昌也は今年キャリアハイの7優出でリズムは上々。デビュー8年目となり、右肩上がりで成長を続けている。「頑張らないといけないという気持ちで走ってます。それが結果として出ているのはいい傾向だと思う」。前節のヤングダービーでは予選突破を果たし、大舞台でも存在感を示した。
4日目の準進戦は、2コースからきっちり差して2着を確保。優勝戦の座を懸けて、5日目の準優戦も2コースから挑む。「出足、行き足は結構いい方だと思う」と節序盤から乗り味をさらっとこさせた。「直線もマシになってバランスが取れてきました」と4日目を終えて機力は充実の域に到達。妥協なき調整でしっかりとゾーンに入れてきた。
今節をともに戦う同期の佐々木完太とは、宿舎も同部屋。「宿舎に帰ると『今は俺の方が勝ってるぞ』とか毎日言い合ってます(笑)」。仲間であり高め合う良きライバルだ。それだけに「一緒に優勝戦に乗りたいですね」と青写真を描き、「そろそろ優勝もしたいですね」と十分に機は熟した。まずはその挑戦権の獲得に全力を注ぐ。