【福岡ボート・一般】〝縛り〟がもたらすイン受難
<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>
三都市対抗はコロナ禍の期間に選手の移動制限で地域あっせんが基本となったことで、東京の選手が九州地区、福岡の選手が関東地区への参戦が難しくなり休止となっていました。ようやく地域あっせんが解除されたことで、一昨年度から開催が復活しています(昨年は2回行われましたが、1月開催が22年度、11月開催が23年度)。
そこで、三都市対抗の傾向を探るべく過去の大会のコース別1着率を調べてみました。インの1着率は昨年に行われた2大会はやや高めでしたが、表の全体を見ると総じてイン1着率は低め。三都市対抗は〝イン受難〟というのが分かります。
その理由は番組の〝縛り〟。この三都市対抗の番組は各支部が2人ずつというルールがあり、普段の開催と比べて1号艇強豪番組を多くは作れないからです。この〝縛り〟がないのは最後の2日間の準優勝戦と優勝を除いたレースだけ。予選は全てのレースで〝縛り〟があるので、イン受難の傾向が変わらないでしょう。