【福岡ボート・一般】稗田聖也 予選突破もA級残留も道を切り開く
何とか踏みとどまった。3日目6Rで稗田聖也(36)=福岡=は5コースから全速ツケマイの連発で2着を確保。内枠で迎えた2日目の2走で6、5着と大敗してしまい、ここで再び大敗を喫すると予選敗退が決定していたとあって値千金のレースとなった。
機力は十分どころか手応えはトップクラス。「回り足がすごくいいし、全速のSなら伸びる。自分では◎◎の評価だと思う」。相棒の27号機は2連対率こそ平凡ながらも近況上り調子の好素性機。「足に不満は何もないです」。勝負駆けを行う準備は整っている。
今期(5月~)は現在勝率5.16と前期(昨年11月~今年4月)に取り戻したA級の称号を失いそうな勢い。何としてもここで踏ん張りたいところだ。「今期はなかなかリズムに乗れなくて…。B級に落ちたらまた来期に頑張るだけだけど、やっぱりあっせんの日数を考えたらA級がいい。可能性がある限りは頑張ります」
今期は今節を含めて残り3節。残るは児島と若松だが、「正直言ってどちらも得意とは言えないレース場。好きな福岡で稼げなかったら厳しい」と今節に懸ける思いは強い。「今節はとにかくSが合わない。全速のSを行ければ全部勝てるぐらいの足なので、何とかしたい」。4日目は4枠と1枠で、いずれも自力勝負が可能な枠番。全身全霊を懸けて、予選突破はもちろんA級残留の道を切り開く。(森 大輔)