【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】安河内将 研究重ねた秘策がズバリ 準優6号艇で1着通過
秘策がドンピシャリだった。準優11Rに6号艇で出走した安河内将が、ペラを調整し直してピット離れを仕上げ、S展示も本番も2コースを奪取。そして差し切って1着通過を決めた。
予選を終えた時点では、「準優6号艇なら、伸び仕様かピット離れ仕様かを考えたい」と話していたが、選択したのはピット離れの方。「ここ数節、今回の浜名湖も見据えてピット離れの研究をしていた。飛び出すだろうとは思っていた」。温めてきた奥の手がここぞの場面で威力を見せた。
先に優出を決めていた師匠の峰竜太からも「最高のレースを見せてもらった」とお褒めの言葉をもらったという。優勝戦はその師匠との対決。それでも「相手は他の4人もいるので」と余計な意識はせず、「優勝戦は2着も6着も一緒。優勝だけを目指した準備とレースをしたい」。相手が誰でも関係なく、最後は自分。最善の一手を再び打ち込み、GⅠ初Vをつかむ。