【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】丸野一樹が2節連続GⅠ優勝 年末のGP出場も視野に
浜名湖ボートの静岡県知事杯争奪GⅠ開設71周年記念「浜名湖賞」は8日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、丸野一樹がインから逃げ切り、前走の徳山GⅠに続いて2節連続GⅠ優勝を飾った。2着は3コースからまくり差した深谷知博、3着に峰竜太が入り、3連単、2連単とも1番人気で決着した。丸野はGⅠ8V、通算では27V。賞金ランキングも22位から17位へアップし、年末のグランプリ出場が視野に入ってきた。
■ヒーロー
ピット離れで飛び出したのは安河内。それでも丸野までは抑え込めずに2コース取りが精いっぱい。攻めていったのは3コースに出た地元の深谷。1M、鋭くまくり差して逃げる丸野に迫る。へさきが掛かったかにみえたが、「エンジンに助けられました」と丸野が振り返った快パワーで2Mを先取り。GⅠ連続Vへ決着をつけた。「ホッとした。うれしいです。チルトをマイナスで合わせて、5日目より良くなってベストの状態で行けました」と笑顔で話した。
今年はGⅠ、SGで結果が出ず、8月には蒲郡一般戦でFを切って、さらに苦しい状況に追い込まれていた。しかし「諦めずにやるしかないと思って、吹っ切れた部分があった。いい意味で流れが変わったと思います」と振り返る。
F直後の9月、三国GⅡ戦で優勝を飾ると続くびわこGⅠでも優出、これで完全に勢いに乗って徳山GⅠ、そして今回の浜名湖GⅠと連続優勝だ。「F休みでチャレンジカップは走れないので、残り4節を冷静な判断と1Mの切れを忘れないように勢いに乗って走りたい。しっかりとグランプリを見据えて走ります」。からつ(一般)→戸田(SGダービー)→多摩川(GⅠ)→まるがめ(GⅠ)と続くグランプリロード。今の丸野なら賞金ランクでベスト6入りもありそうな勢いだ。