【からつ（モーニング）一般】酒見峻介　勝負駆けも〝一発〟回答だ‼

〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
　「このエンジン、前回はどうでしたか？」。足早に駆け寄り、そう声をかけてきたのは酒見峻介。終盤はピット離れ仕様にもしていたと伝えると「え、これで･･･。全然そんなペラの形じゃなかったですよ」とひと言。前節の使用者は福井支部の谷口健一。「ちょっと伸びる感じだったし、福井なら下出（卓矢）さんの形にしていたのかも」と同じく伸びが持ち味の選手にすぐさま見当をつけていた。いざ、Ｓ特訓を終えると「チルト１でちょっと伸び気味」との言葉通りに前検一番時計も叩き出した。「今期はこれが最後」と、初のＡ１昇格へ最後の勝負駆け。現在は当落線上に位置するが「こんなチャンスは人生最後なんで頑張ります」と気合十分。得意の伸び仕様で白星を量産し、一気に当確圏まで押し上げてみせる。
　▼４Ｒ　６枠の宮地がコース取りに動くと酒見は４カドで、持ち味を最大限に発揮できる。まくって一発。３―１６―１２６。