ボートレース

【桐生ボート・GⅠ周年記念】新開航が2度目GⅠ制覇/瓜生正義と福岡ワンツー/地元SGの出場切符を獲得

イン逃げを決め、2回目のGⅠ優勝を手にした新開航

 桐生ボートのGⅠ開設68周年記念「赤城雷神杯」は11日、最終12Rで優勝戦を行い、1号艇の新開航(28)=福岡=がイン逃げを決めて快勝。通算22回目、GⅠで2回目の優勝を果たした。2着は5号艇の瓜生正義で、福岡支部勢のワンツーフィニッシュ。3着は4号艇の武田光史だった。

■ヒーロー
 喉から手が出るほどこのVが欲しかった。シリーズをけん引した新開が優勝戦でも横綱相撲を披露した。「スタートは100点。(1Mは)ターンマークを外していたけど、(舟が)返ってきてくれた。仕上がりは完璧でした」。外を寄せ付けずの王道逃げを決めたが「ヤングダービーで優勝したかった。リベンジができてうれしい」と、準優で敗退した9月のヤングダービーでの悔しい思いを同じ桐生で晴らした。

 瓜生が2着で福岡支部のワンツーフィニッシュ。「デビューしてからいろいろと教えてもらった。決められてうれしい」。恩ある偉大な先輩を引き連れてのV劇だけに喜びもひとしおだ。

 この優勝で来年3月に地元若松で開かれるSGクラシックの出場権利を獲得。「今年は一般戦で2回しか優勝をしていなかったし、(ここで)勝つしかない」。自らを最大限に奮い立たせ大願成就。新開は出世の足掛かりをつかみ取った。

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