ボートレース

【鳴門ボート・ルーキーS】中島秀治が逃げて通算4度目V F2でも強気のS

 鳴門ボートのルーキーシリーズ第16戦は22日、最終12Rで優勝戦を行い、中島秀治(28)=滋賀=がインから先制ターンを決めて1着。9月の宮島一般戦以来となる通算4回目の優勝を飾った。2着に6号艇の吉川晴人、3着には2号艇の高井雄基が入った。 

■ヒーロー
 プレッシャーをはねのけて最高の結果をつかみ取った。1号艇で迎えたファイナル。中島はインからコンマ11のSで、1Mでは攻勢に出た4号艇の垂水を食い止めて逃走劇に持ち込んだ。ゴール後は「手を振って応援してくれる人が見えた。あの景色は格別」と喜びをかみしめた。

 F2を抱えての戦いだった。「この状況を作った自分が悪いが、とても緊張していた」と振り返ったが、節間を通してトップSを連発。「ずっと水面を見て集中した」と弱気になることなく強気に攻め続けた。

 活況を呈する滋賀勢の中でも抜群のレースセンスが光る。19年6月、デビュー初1着を飾った鳴門での優勝。「ますます鳴門が好きになった」と笑みが浮かぶ。表彰式では、「ファンの皆さんに恩返しができるように」とさらなる奮闘を誓った。(篠原 亨)

通算4回目の優勝を飾った中島秀治

 

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