【からつボート(モーニング)一般】菅章哉 キャリアハイの年間7Vへ支部の先輩を倒す
準優勝戦でインに構えた菅章哉は、6コースから杉山勝匡のまくりに屈した。それでも、道中踏ん張り2着を確保。なんとか優勝戦の切符をつかんだ。
今年は既に6V。「クラシックの権利を取ることだけを目指して、今年は必死にやってきた」と来年3月のSGクラシック(若松)の出場権はほぼ手中に収めている。そのため序盤から、「事故のないように、リスクを背負わずに行きたい」と今節は安全にレースに臨む心積もりを強調。さらには、「出足も伸びも貯金の額も林さんには負けています。今節は林さんに優勝してもらって、ビールでもおごってもらいましょう」とエース機候補の12号機に乗る徳島支部の先輩、林美憲には白旗をあげていたほど。
だが、大事な局面では勝負師の血が騒ぐ。きっちり予選をクリアし、優勝戦まで駒を進め、千両役者ぶりを十分に見せた。「足は仕上がってきました。安全に行っている中でも、ペラの調整や整備のおかげで、上積みができている。これは今後に生かせると思います」と機力も充実の域に到達。あとは、「Sだけですね」
優勝戦は4号艇。コース取りから注目が集まりそうなメンバーがそろったが、「ファンの期待に応えるだけです」とキッパリ。林との同支部対決も制して、キャリアハイの今年7Vをつかみ取る。