ボートレース

【からつボート(モーニング)一般】前田翔 優出を逃しても最後まで試行錯誤

 最終日まで、試行錯誤を繰り返す。前田翔は節の序盤から「出ていないですね。何をしても反応がない」と32号機に悪戦苦闘していた。準進戦の4コースまくり差しの1着にも、「足はいいとは言えません。展開で取れました」と満足はなかった。

 準優10Rは服部幸男との激しい競り合いに敗れて惜しくも3着。「惜しかったですね。悔しいです」と優出を逃し唇をかんだ。だが、「乗り心地は悪くないので、なんとか上積みが欲しい」。下を向く時間も惜しいとばかりに、レースを終えるとすぐにペラ調整に打ち込んだ。

 正解が出るまで、決して妥協はしない。最後はピタリと調整を合わせて、準優惜敗の借りを返す。

 ▼10R インの前田がきっちり先制。鈴木裕隆は変わらず舟足軽快。人気も下がる6枠から絡めば妙味あり。1―全―6。

 ▼12R 杉山勝匡が準優の再現。ダッシュ域から一気にまくる。3―124―1245。

(古川達也)

最後まで調整の手は緩めない前田翔(左)

 

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