【福岡ボート・GⅢマスターズリーグ】通算V率もイン以外のV率も佐々木康幸は秀逸
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
優勝戦をデータの面から探ってみましょう。西スポボートレースチャンネルの優勝戦展望で示したデータはここでも確認できます。まずは最後にものをいうのはメンタルの強さということで、今回の優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
1号艇を務める山本隆幸は22.2%と上々の数値。ですが、SGウイナーの佐々木康幸が27.0%、西島義則が25.3%と上回る数値であり、さすがの勝負強さ。こうなると波乱の要素は十分にあるということになります。
今度はイン以外のV率を見てみましょう。これは波乱を起こして優勝した割合とも言えますが、新田智彰、佐々木、富永正人が30%オーバーで、新田は55.6%、富永は76.2%とかなり高く食指が動く数字。ですが、最も数値の高い富永は6コースのVがないのが難点。新田も想定コースの4コースでVがないので、こうなると2コースもしくは4コースが見込める佐々木はいずれのコースでもV経験は豊富とあって、通算V率と絡めれば狙う価値は十分とみます。