ボートレース

【多摩川ボート・GⅠ周年記念】吉田拡郎が逃げ切って5回目のGⅠ制覇

 多摩川ボートの開設70周年記念GⅠ「ウェイキーカップ」は5日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の吉田拡郎(42)=岡山=がインからコンマ13のSで逃げを決めた。吉田は昨年6月の蒲郡68周年以来となるGⅠ通算5回目の優勝。賞金1200万円を獲得して、同ランクは24位に浮上した。2着は関浩哉、3着には池田浩二が入った。
 

通算5度目のGⅠ制覇を成し遂げた吉田拡郎

 完勝だった。インからコンマ13のスタートを切った吉田が一気に1Mを先取ると、外5人のライバルにはなす術がなかった。BSはまさに独走で1着ゴール。「追い風が強かったのでSは気を使いましたね。(1Mは)握り過ぎないように回って、風の割に漏れなかった。いいハンドルは入ってなかったけど、このエンジンなら大丈夫だろうと思った」と笑顔でレースを振り返った。

 2002年のデビューから今年が選手生活23年目。多摩川はこれが初優勝となった。「SGやGⅠで結果が出せていなかった」とやや苦手意識はあったが、今節の優勝には「エンジンですね。52号機のおかげ」と一節間戦った相棒に賛辞を贈った。

 前節のびわこGⅡから特別戦連続優勝。今後の目標は「40(歳)過ぎて落ち込んだりもするけど、まだまだ頑張れると自分に言い聞かせて行きたい」とはちまきを締め直して、活躍を誓った。
 

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