【芦屋ボート(モーニング)一般】135期の山下心一がデビュー戦に挑む
「福岡3場の中で一番練習していた芦屋でデビュー戦を迎えることができてうれしいです」。福岡支部の135期、山下心一(20)が地元の芦屋でプロのボートレーサーとしての第一歩を踏み出す。
デビュー戦を目前に、「何もかもが初めてで、陸(おか)の上だけどすごく緊張しています」と初々しさが目立っていた。「目標設定をして、ようやくここまで来ることができました」。レーサーの道は小さな頃から抱き続けた夢舞台。「スポーツ推薦が有利だと思って、推薦を勝ち取るために中学3年でボクシングを始めました」
高校はスポーツで有名な東福岡高に進学し、その才能はすぐに開花。2年の時には全国大会の決勝まで勝ち進み、2位の実績を残した。目標設定の通りにボートレーサー養成所の入試の推薦枠を勝ち取ったが、その試験はまさかの不合格。一般試験から再受験を余儀なくされた。「学科がある1次試験が一番の難関だったので、意地でも突破しないといけないと思って、家庭教師をつけて臨みました」。2度目の受験で合格をつかみ取った。
デビュー戦は「Fを切らないことが一番の目標です。コンマ20ぐらいを目安に全速Sでレースに参加したいですね」。初日4R、いよいよ夢の舞台に立つ。