【福岡ボート・一般】横田貴満 今期こそ悲願のA1へ
今度こそ手を届かせる。横田貴満(32)=佐賀=は前期(5~10月)に6.11と自身初となる6点台の勝率をマークしたが、喜ぶそぶりは一切見せず。「また届かなかった」。目標に掲げるA1昇格までに届かなかったことに悔しさをあらわにした。
A2には初昇格してから7期連続で在籍しており、A級の常連というレベルには到達している。だからこそ、なぜA1に届かないかも原因は分かっている。「成績の安定感のなさです。自分はすごくいい成績を出せる時もあれば、節間の勝率が3点台の〝這う〟節も多い。A1を狙うならエンジンが悪い時でも、予選突破はマスト。それができていないんです」
悲願を達成するためにも、今期(11月~)は安定感と爆発力を兼ね備えるレースをすることが肝要。「前期の期末にFをしてしまってSは無理できない」と言うが、「やっぱり期初めに貯金を作りたい」と言うのも偽らざる事実だ。
今節の相棒は元エース格の26号機。近況の事故で下降線だったが、前検気配は「下がることはないし、向かい風の割に起こしもまずまず」と手応え。「換わった部品がなじめば良くなるかも。期待して調整します」。まずはエース機復活に全精力を注ぎ、今期のスタートダッシュへの足掛かりとする。(森 大輔)