【若松ボート(ナイター)一般】羽野諒 兄から学び初のA級昇格を目指す
【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
「調子はいいとは言えないですね」。ホープ羽野諒が悩ましい表情を見せた。荒天の中で行われた2日目の3Rも、攻め手を欠き、5コースから4着に終わった。
2020年から3年間、芦屋のフレッシュルーキーを務めた。ただ近況は「いい時の感じを忘れているのかも」と、もどかしいばかり。それでも、「直也のレースを見て研究していますし、良くなるように必死です」。SG覇者の兄・直也から学び、自らのレースに落とし込む日々。「勝負どころでの強さを身に付けたい」。現状を打破してひと皮むけようと懸命だ。
「簡単ではないけど、手が届くところには来ていると思う」。そう話す初のA級を今期(11月~来年4月)こそつかむため、一走一走、全力で挑む。
▼11R 3コース水摩敦が握るので展開はその外に向く。6枠の羽野は「足は悪くないし、調整は合っている」。大外から最内を差し上がって好配当をもたらす。1-6=25。