【芦屋ボート(モーニング)ルーキーS】藤原碧生 クラシックを視野にVだけに照準
「仕上がりは上位です」。素性Sランクの45号機を手に、そう胸を張る藤原碧生が順調に勝ち上がり、今年5回目のVへの挑戦権を手に入れた。
準優10Rは6号艇の浦野海の前付けを全艇がけん制。2号艇だった藤原も100m付近からの起こしとなったが、「5日日は1、2枠だったので、出足、ターン回りに寄せて戦いました」。枠番に合わせた狙い通りの調整で的確にSを決めると、イン先マイの石本裕武を差して追走。迫った後続も冷静にさばき、5号艇での優出を果たした。
近況のモヤモヤも払拭。「(2節前、前節と立て続けに)準優のイン戦で負けていてチグハグな感じだったので、優出できて良かったです」。これで今年は8優出目だ。
今年の残りは鳴門GⅠ、児島一般戦の2節。この優勝戦は、来年のSGクラシックに届くかどうかの大事な一番。「次のGⅠも意識していますが、来年のクラシックも視野に入っているので、今回の優勝戦は気合を入れて戦います」
調整の方向性もはっきり定めた。「伸びを求めて調整します。Sは集中してコンマ10を全速で行きたい」。Vだけを目指した仕上げとターンで、一気に突き抜けてみせる。