【福岡ボート・一般】深川和仁 どん底からはい上がる
ここから巻き返す。深川和仁(43)=香川=は初戦の4Rを絶好枠で迎えたが、3コースの沢田昭宏にまくられて6着大敗。いきなり出ばなをくじかれてしまった格好となってしまったが、このまま終わるつもりは毛頭なく反転攻勢に出るつもりだ。
初戦の敗戦の理由もしっかり把握できている。「まくられたけどエンジンが悪いわけじゃない。Sやターンとか、1号艇で戦うための準備ができていなかった。感覚をつかめないままレースに行ってしまった」。肝心要のエンジンは悪くないとあって、まだ諦める段階ではない。
以前はA級の常連でA1経験もある実力者だが、現在は2期連続でB級暮らし。2年前のレース中の事故での大けがからやや精彩を欠いていたが、今期(11月~)は現在勝率5.72とA級復帰の兆しは見えている。「大けがをしたけど、もう言い訳にならない。けがは完全に癒えたので、そろそろA級復帰に本腰を入れたい」
だからこそ、初日に大敗をしたからといって下を向いてはいられない。「絶好枠で6着は痛いけど、外枠でいいレースをできればリズムはガラッと変わる。今度はいい準備をしたい」。2日目は2走目が6号艇。今度は不利枠でやり返して、ポイントを一気に挽回してみせる。(森 大輔)