【福岡ボート・一般】新田雄史 見据える視線は優勝のみ
力を見せつけた。新田雄史(39)=三重=は予選ラストもさすがのさばきで1、3着とまとめてオール3連対を堅持。トップ通過の仲口博崇までは届かなかったが最終得点率は9.00で準優1号艇を獲得し、ドリーム覇者としての面目を保った。
機力には手応え十分。「調整が合った状態なら、出足が良くて全体的にいい」とトップレベル。「まだノーハンマー」とペラ調整には一切手を付けていないことからも、自信のほどがうかがえる。
ただ、3日目までと違い4日目は気温が大きく上昇。5日目はさらに気温が上がる予報となっており、頭を悩ませている。「4日目の前半は気温が低い1Rでものすごくいい足だったけど、気温が上がった後半はイマイチ。こうなるとさすがにペラは叩かないといけないかな」
とはいえ、「叩きたくない」というのが本音。それはあくまでも優勝だけを見据えているからだ。「優勝戦の3日は気温が高くないし、特に優勝戦の時間帯は冷えるはず。おそらくすごく良かった4日目の1Rと同じぐらい。叩き変えると崩れる可能性もあるから、何としてもこのまま5日目をしのぎたい」。見えている最後に勝つビジョンを遂行するためにも、21連勝中の準優1号艇の記録を伸ばしてみせる。(森 大輔)