ボートレース

【からつボート(モーニング)一般】吉永則雄「いっぱいいっぱい」でも1、3着と上々の滑り出し

機力に苦しみながらも1、3着発進とした吉永則雄

 吉永則雄が、「いっぱいいっぱい」と機力に苦しみながらも、初日の2走を枠番通りの1、3着と堅実にまとめた。

 タッグを組む63号機は、2連対率22%と低調。前検でも、「出て行くことはないし、う~ん」と機歴通りにピリッとしなかった。すかさずピストン2個、ピストンリング2本、キャリーボディー交換と大幅な部品交換を敢行。それでも、「少し上向いたくらいでまだまだかな」とインから初戦を制した後も表情は曇ったままで、後半に向けて再びの大整備。電気一式、ピストンリング2本、キャブレタを交換した。

 後半は、道中で追いすがる川島圭司を振り切り、なんとか3着を確保。しかし気配が良くなることはなく、「エンジン勝率くらいかな…」と苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。「もう換えるところがない(笑)」ほどに怒濤(どとう)の整備を施したが、なかなか相棒が反応してくれない。またまた足早に整備室へと向かった。

 ただ、調整に手を焼きながらも、結果を残すあたりはさすがの一言。2日目以降も百選錬磨の勝負師が見せる走りはもちろん、整備手腕を発揮してどこまで機力を復調させるのかにも注目したい。

調整に誰よりも時間を注ぐ吉永則雄

 

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