【からつボート(モーニング)一般】川北浩貴「調子の波はつきもの。一生懸命やるだけ」
当地初制覇を虎視眈々(たんたん)と狙う。川北浩貴の2日目は2、4枠の2走で2着2本にきっちりとまとめた。初日のドリーム戦こそ6着に終わったが、他3走は2連対絡みと堅実な走り。得点率は8位で、予選最終日を迎える。
今節の相棒はV実績のある44号機。だが、「悪くはないけど、詰め寄られる感じ。出足が心もとない」とやや不満顔。「とにかく出足を求めていきたい」とまだまだ調整の余地を残しており、機力の底上げをもくろむ。
今年は1月に住之江でVを飾り、幸先良く滑り出したが以降は苦戦。「自分のリズムがちぐはぐ」と実力通りの歩みとはいかず、11月の大村では痛恨の勇み足。期初めから重い十字架を背負ってしまった。「それだけじゃなく、調整面もしっくりきていないし、すべてが空回りしている」と歯車がかみ合わない様子。それでも、「長年やっていれば調子の波はあります」と惑わされることはなく、「一生懸命やるだけです」とベテランらしくどっしりと構える。
「いつも通り頑張りますよ」。肩の力を抜いて自然体で今節も走り抜く。まだない当地でのVをつかみ、不調の波も乗り越える。