【福岡ボート・GⅠ周年記念】2度目のGⅠV王手の渡邉和将 九州は第二のふるさと「相性がいいから好き」
【記者コラム・造田大の大勝負】
渡邉和将がゆかりのある九州地区での初戴冠を狙う。予選を5位で通過して迎えた準優11Rは枠なりの2コース進入から2着。「うねりも乗れるし、2Mもしっかり差せたので反応もいい。エンジンのおかげ」と1月の浜名湖70周年以来のGⅠ優出を果たした。
岡山支部に属するが、九州は第二のふるさとのような場所。「家系が元々、九州なんです。大分なんですけど、小さい頃からよく来ていました」。そんな縁もあってか、不思議と九州のレース場での相性がいい。「初勝利は若松、初優出は芦屋、初優勝はからつ。九州で節目を迎えてばかりなんです。相性がいいから九州は好き。今回勝てば若松のSGクラシックの権利が取れるし、勝ちたいですね」。九州のSGの切符を九州で目指す。
優勝戦は5号艇で登場。枠番は少し遠いが、「全部の足がいい。展示タイムも出ているから優勝戦も楽しみ。6枠以外ならチャンスはあると思う」とVの可能性は十分。「優出で飲み代はできました。岡山で白神優と飲みます。でも、優勝したら、2人とかの規模じゃなくなるだろうし、勝ちたいなぁ…」。相性抜群の地で2022年の蒲郡67周年以来のGⅠ戦2度目のVを手にして、最高の形で忘年会シーズンに突入する。▼12Rは渡邉の優勝に期待。相手の軸は大分出身で、漢字は違えど同姓の渡辺浩司。5―3=124。
▼4R(上野真之介) 「前半の方が良かった。出足の感じはいい」。その5日目前半は3コースからまくり差し。連日の披露となるか。3―1=245。