【福岡ボート・GⅠ周年記念】渡辺浩司「地区選のリベンジができたら」 地元SG出場へ眼光キラリ
渡辺浩司が悲願のGⅠタイトルに王手をかけた。予選を3位で通過。1号艇で迎えた準優10Rは、「やらかしたかなと思った」と、イン先マイながらも大上卓人に2コース差しを許した。それでも2Mで冷静に差し返し、意地の1着通過を果たした。
他選手より福岡を走っているアドバンテージが生きた。序盤から「福岡でいつもやっている調整」を行い、グランプリ組ら強豪メンバーと互角に渡り合う。「バランスが取れて全部の足が水準以上。伸びで出ていくまではなくて、ターン回り系。仕上がりには満足しているし、福岡で出ている時の感覚がある」とかなりの好仕上がりだ。
当地でのGⅠ優出は2回目。前回は2017年の九州地区選で、その時は白カポックだった。絶好のVチャンスも、6号艇で前付けの3コースだった田頭実のまくりに屈して準Vに終わった。「今となればそんなこともあったという感じですね。地区選のリベンジができたら。勝てば若松のクラシックに行ける? 出たいですね。何とか頑張ります」。北九州市在住のダンディーレーサーが7年越しの雪辱を果たして、地元SG出場権を勝ち取る。