【からつボート(モーニング)一般】機力を立て直した山田丈「もっと良くします」
【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
懸命な整備が功を奏した。2日目まで、6、6、5着と元気がなかった山田丈。「良くないですね。押していないし、レース足が良くないです」と航跡通りにさえない表情。2連対率17%の45号機が足かせになっていた。そのため「本体をいろいろ見てみます」と整備に専念した。
連日の部品交換が実を結び、機力はようやく上向いた。「出足が良くなったし戦える足になりました」。その言葉通り3日目以降は、2、3、3、4着と大崩れなくまとめた。「やっと舟券に絡めました」とほっと胸をなで下ろすと同時に、「もっと良くします」と変わらず闘志はメラメラ。出番が終わると最終12Rが終わるまで、ペラ調整に没頭した。
5日目は今節初めて白いカポックに袖を通す。立て直した相棒とともに、インから待望の初勝利をつかむ。
▼4R インの山田が的確なSを決めて一気の逃走。次位争いは武重雄介、前田篤哉の外枠両者の戦い。1―5=6。
▼10R 2号艇の吉永則雄は機力劣勢。3号艇の畑田汰一が先に仕掛けて首位台頭へ。3―14―145。