ボートレース

【芦屋ボート(モーニング)GⅢ企業杯】一巡して今は自在派の橋口真樹「伸びるって楽しい」

【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
 価値ある走りだろう。橋口真樹(49)=愛知・82期=が1回走りの初日、進入固定戦の5枠とやや遠い位置から3着に入った。前節浜名湖の準優は6コースから2着に入って優出の外枠巧者。面目躍如のまずまずの滑り出しだ。

 大した足でもないというのだから、余計に価値がある。「ペラとチルトで調整してみたけど、伸びが売り切れ気味。ダッシュならこのペラ調整は選択肢から外します」。そう不満は出たが、何しろ2連対率28%の低実績機。「機歴を思えば悪くない」と及第点は付く。あとは少しでも機力を強化して、強豪ぞろいのこの企業杯を戦い抜く。

 30代のころは一時、前付け志向だったこともあるがすっかり自在派。「エンジンの仕様の変化などもあるし、いろいろと経て今のスタイル。それに、伸びると楽しいんですよ」。行き着いた境地で、末永く奮闘を期待したい。

 ▼10R A級4人を相手にする2枠の橋口だが、機力構成的にはそう見劣ることはない。しぶとく差して好配当に貢献。1-2=35、135-135-2。
 ▼11R 外枠両者が初日連勝で必然的に注目度アップ。三宅潤は4カドながら印が回りづらい番組構成なので、かえって狙い目。1-4=256。

固定戦の外枠で舟券に絡んだ橋口真樹
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