ボートレース

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】定松勇樹 ここまで来たら勝ちに行く

 

1stを含めてグランプリ初勝利を挙げた定松勇樹

【ボート王国九州・山口!】
 巡ってきた運をきっちりものにした。トライアル2ndの2戦目の11R、枠番抽選で1号艇を手にしていた定松勇樹(23)=佐賀・125期=が、インからトップSを決め、百戦錬磨の先輩たちを相手に堂々の押し切り勝ちを収めた。

 初戦は6号艇でS遅れというふがいない成績で終わっていただけに、「逃げられて、めちゃくちゃうれしい」と暗い表情だった初戦とは違ってレース後は満面の笑み。「初戦のSが情けなかったので、反省を踏まえて気合を入れて踏み込みました」。これで大きくポイントを加算して、グランプリ初出場でのファイナル進出に道筋をつけた。

 機力も完調ムード。2ndの初戦から手応えを得ていたが、この日の勝利で確信に変わった。「このメンバーが相手なので飛び抜けて出ていくほど良くはないけど、全部の足がいいと思う。もう微調整だけ」。エース格のエンジンに乗る馬場貴也や毒島誠とも互角かそれ以上とも言える超抜級の仕上がり。快挙を達成するだけの準備は整った。

 1stや2ndの初戦まではまだ経験不足を露呈する部分も見られたが、一走ごとにたくましさを増している。「今、勝てたからこそ分かったけど、このベタ水面では内枠じゃないと優勝はできない。優出ではなく、優勝を狙うために1着を狙いに行きます」。そう話す姿は「夢の舞台」と話していた1stの定松とは別人。日ごとに〝勝負師〟の雰囲気が出てきた九州のホープが、大仕事をやるオーラを漂わせている。

6着大敗に悔しい表情を浮かべる峰竜太

 定松の師匠の峰竜太(39)=佐賀・95期=は苦しい立場に追い込まれた。2nd2戦目の12Rは6号艇。この不利な状況を覆せずに6着で、3戦目で勝っても20点。ファイナル進出の目安の21点に届かず、ただただ結果を待つしかない。

 しかしそんな苦境でも、レーサーの本分は少しも忘れていない。「自分の1着の舟券を買ってくれるファンはいっぱいいる。応援してくれる人もいっぱいいるので、全身全霊を懸けてレースをするだけ」。このまま未勝利では終われない。これぞ〝峰竜太〟というレースをトライアル最終戦で見せつける。

シリーズ戦で予選トップ通過を果たした前田将太

 シリーズ戦は、前田将太(36)=福岡・102期=が、トライアル1st組を抑えてSGでは初のトップ通過に成功。「シリーズは1st組の人たちのものだと思って、気楽に構えていたのが良かったのかな」。泰然自若の構えで肩の力が抜けたことが、むしろ好結果につながった。

 機力に関しても手応えは十分。「伸びは普通だけど、バランスが取れて全体的にいい。満足しています」。機力だけではない。やはり、地元SGに対する思いは強い。来年3月の若松クラシックの出場権がまだなく、「来年の地区選はF休みで出場できないので、ここがラストチャンス。やっぱり地元のSGには出たいですよ」。何としてもあと二つ逃げ切ってみせる。

 郷土勢は以下、7位西山貴浩、9位原田幸哉、12位新開航、13位上野真之介、16位宮地元輝、18位篠崎元志と計7人が準優に進出。

苦しい成績ながらも予選突破を果たした西山貴浩

 中でも西山貴浩(37)=福岡・97期=は、自らの低調な成績に反省しながらも、「こんな悪い成績なのに3号艇で乗れるなんて」と、意外な枠番の良さに目の色が変わった。「もう少し出足さえくれば勝負になるが…。最後まであがいてみます」。雪辱を目指す来年のグランプリのためにも、ここでSGウイナーの称号を得るべく奮闘する。

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