ボートレース

【からつボート(モーニング)GⅢ企業杯】準優1号艇の辻栄蔵が〝差し〟で勝利し優出切符を獲得

今年3回目のVを狙う辻栄蔵

 SG3Vを誇る千両役者がきっちり優勝戦に駒を進めた。予選はオール3連対と安定感抜群の走りを見せた辻栄蔵(49)=広島・74期=は、準優12Rに1号艇で登場した。その準優は、3号艇の西島義則がイン取りを敢行。2コース回りとなった辻が差して、3コースからまくり差した2号艇の重成一人とBS勝負に。辻が内から優位に2Mを先マイ。重成を突き放してそのまま勝利のゴールを駆け抜けた。

 今節の相棒は2連対率17%と低調な40号機。それでも、「出足がいい感じで、乗り心地もまずまずです」。自慢の調整力で、節序盤から乗り味をサラッと整えた。

 ただ準優は、「回転が合っていなくて、重さを感じた」と仕上がりにはやや不満顔。「ピット離れで西島さんにやられたし、褒められないですね」と勝利にも喜びは控えめだった。優勝戦に向けては、「ペラは今の感じでいいと思う。ちょっと整備は考えようかな」と機力アップへ策を練る。優勝戦は2号艇。万全の状態に整え直して、11月の蒲郡に続く今年3度目のVを狙う。

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