【浜名湖ボート・ルーキーS】前田滉がインから先制、通算8回目のV
浜名湖ボートのルーキーシリーズ第23戦の優勝戦が25日、12Rで行われ、前田滉(24)=愛知・123期=がインから1Mを先制、バックに先頭で躍り出るとそのまま後続を突き放して1着でゴール。今年3回目、通算では8回目の優勝を飾った。浜名湖は2月に続いて通算3回目。2着は差した常住蓮が入り、長谷川晴哉が3着に追い上げた。
■ヒーロー
2月の浜名湖優勝はオールB級戦だった前田だが、今節は同世代の強敵が集まるルーキーシリーズ。その中で予選トップ通過から準優、優勝と影を踏ませぬイン逃げを決めて圧勝。王道を歩んでのV取りに喜びもひとしおだ。
「エンジンはばっちりでした。1Mまで伸び返したし、冷静に回れた。浜名湖は本当に相性がいいですね。ペラ調整が合って、それが走りにつながっています」
通算8Vのうち3回が浜名湖。地元のとこなめよりも多い。昨年はF禍に沈んでB級降格の屈辱も味わったが、得意の浜名湖で好走したことも2期連続A1級に返り咲く助けになった。
「今年は最後に優勝できたし満足です。来年は今年以上に優勝回数を増やしたい。後輩がSGへ行くのを見て、自分もあの舞台に立ちたいという気持ちが出てきました」。底力を証明した前田が来年の飛躍を誓った。