【福岡ボート・一般】眞鳥章太 攻める姿勢で自己改革
捲土(けんど)重来を期す。眞鳥章太(28)=長崎・123期=は2日目の2回走りで3、4着という中間着続きに反省しきり。特に後半8Rは3番手を航走しながら、最終ターンマークからゴール前で逆転されたとあって、「何てもったいないレースを…」とガックリうなだれた。
機力は決して悪くない。「行き足や伸びはまあまあ」と直線系統には手応え。道中で苦戦を強いられたことで、「差した時の手前の感じは重い」というが、伸び重視のペラ調整ならば致し方ないところ。「狙った通りの足にはできているし、普通より上はある」。反転攻勢に出るだけの下地はできている。
前期(5~10月)は5.51の勝率をマークしてA2級に初昇格。この原動力になったのが攻める姿勢で、以前とは明らかに内容は違ってきている。「今は昔の2、3着型と違って、成績が1、3着型になりましたね。6着の数も減らせたので、今度は5着の数も減らせればA1も見えてくるかな」
妻の西岡成美は一足先にA1に昇格。「向こうの方が格は上ですからね」と笑うが、現在、妻は妊娠中で実戦から離れているとあって大黒柱としての自覚も芽生えている。「妻を安心させるためにも、僕が稼ぐようにならないといけない。1月からA級としてのあっせんが始まるので、その前にリズムを上げたいですね」。A1を狙うビジョンはしっかりできているだけに、ここから尻上がりに調子を上げて新年に飛び込む。(森 大輔)